新型コロナウイルス感染症の国内での感染者が増加している現在の状況をふまえ、感染拡大防止の為、下記に予定しておりましたシンポジウムは延期とさせていただきます。延期日程につきましては現在未定でして、延期後の開催目途が立ち次第、追って本ホームページにて情報を公開致します。ご出席を予定いただいていた方々にはご迷惑をおかけしますが、何卒ご理解、ご了承下さいますよう宜しくお願い申し上げます。
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・シンポジウムのご案内
まちをはかる ―間地から紐解く都市の生態― 東京大学建築学専攻Design Think Tank 共同研究発表シンポジウム 主催: 東京大学建築学専攻Advanced Design Studies 共催: NTT都市開発株式会社 株式会社新建築社
東京大学建築学専攻Advanced Design Studies(以下、T_ADS)では、2015年5月、文化・経済活動が多様に相互作用する都市生態の把握と、都市デザインへの応用に取り組むDesign Think Tank(以下、DTT)を、NTT都市開発、新建築社との共同で立ち上げ、今期で最終年度を迎えます。
共同研究発表シンポジウム「まちをはかる ―間地から紐解く都市の生態―」では、これまで都市開発の現場で用いられてきた駅近さ、築年数の浅さ、スケールメリット、集約性などの評価軸の中で見過ごされてしまっている、「都市が元来もっていた土地や文化に紐づく微差が生み出す魅力」を拾い出す、新しい尺度の提案を行います。過去5年間のDTTの研究成果から、広く都市に関わる多くの専門家、研究者の方々とこれからの都市開発の可能性について議論し、来る研究や実務へとその成果をつなげる機会にできればと考えています。
■ シンポジウム詳細
日時:2020年3月5日(木)15:00-18:00(開場14:30) ⇐延期となりました 会場:東京大学工学部1号館15号講義室(東京都文京区本郷7-3-1定員100名先着順、入場無料)
_ゲスト講演(15:00-):
島原万丈(官能都市指標ディレクター・LIFULL HOME’S総研 所長) 『Sensuous City [官能都市] –都市の本当の魅力を測るあたらしいモノサシの提案』
岩嵜博論(博報堂ミライの事業室 ビジネスデザインディレクター) 『REFRAMING THE OPPORTUNITY SPACE』
_基調研究発表(16:30-): Design Think Tank研究チーム、東京大学建築学専攻小渕研究室
_公開ランドテーブル(17:00-):以下、パネリスト 島原万丈(官能都市指標ディレクター・LIFULL HOME’S総研 所長) 岩嵜博論(博報堂ミライの事業室 ビジネスデザインディレクター)
隈研吾(東京大学大学院工学部研究科建築学専攻 教授) 小渕祐介(東京大学大学院工学部研究科建築学専攻 准教授) 楠本正幸(NTT都市開発株式会社 代表取締役副社長) 篠原宏年(NTT都市開発株式会社 常務取締役 開発本部長) 四方裕(株式会社新建築社 取締役副社長)
■ 研究概要
どんな都市開発にとっても地形・歴史・文化は重要な要素である一方、それらにもとづく開発対象の界隈性を深く読み取り、元来備わっている周辺との相対的な差異を界隈の価値として具体的に打ち出す事例は皆無と言えます。本研究では、地図情報さえあればどこでも入手できる街区データにより都市界隈を類型化し、また地域に住まい働く人の主観的な界隈への視点を収集することで、古くから界隈で培われながら、現代の都市開発では見過ごされてしまっている価値を、現代的なデータ解析の手法により可視化することを試みます。
データから都市を見渡すこと、また都市指標研究では収集されることが少ない人々の主観的視点をデータに含め、定量的な分析に紐づけることの価値を提示します。